英語が話せないのに外資系・IT企業で働けるのか?|現役IT営業の本音

英語学習

「IT業界に興味はあるけど、英語が話せないから無理かも…」 「今の会社で外資系のサービスを扱うことになったけど、英語に自信がなくて不安」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

私は現在、IT企業で法人営業をしています。外資系のサービスを日常的に扱う仕事ですが、正直に告白すると、この仕事を始めたとき、英語はほとんど話せませんでした

この記事では、「英語が話せなくてもIT業界で働けるのか?」という疑問に、現場で働く人間としての本音でお答えします。結論だけ先に言うと——働けます。ただし、英語ができると見える景色がまったく変わります。その理由を、実体験ベースでお話しします。

結論:英語が話せなくても働ける。ただし「読めない」と少しずつ苦しくなる

まず安心してほしいのですが、日本のIT企業で働く分には、英語が話せなくても仕事は成立します。私の周りでも、英会話が得意な人はむしろ少数派です。

ただ、働き続けるうちに気づいたことがあります。それは、「話す」機会は少ないのに、「読む」場面は毎日のようにやってくるということです。

  • 扱っているサービスの最新情報が、まず英語で発表される
  • 詳しい技術資料(ドキュメント)は英語版しかない、または英語版が最新
  • トラブル時に検索すると、答えが英語のフォーラムにしかない

つまり、IT業界における英語の壁は「会話」ではなく「情報」の壁なんです。ここを知らずに「英会話ができないから無理」と諦めてしまうのは、かなりもったいないと私は思います。

現場のリアル:英語ができない人は、実際どう働いているのか

「じゃあ、みんなどうしてるの?」という疑問に答えます。現場でよく見る working スタイルは、だいたいこの3パターンです。

パターン1:翻訳ツールを駆使する派(最多数) 英語の資料はブラウザの翻訳機能や翻訳アプリで日本語化して読む。今の翻訳ツールは優秀なので、これで7〜8割は乗り切れます。私も最初の数年はこのスタイルでした。

パターン2:日本語の二次情報を待つ派 誰かが日本語でまとめてくれたブログや記事を頼りにする。楽ですが、情報が届くまでに数日〜数週間のタイムラグがあり、内容も要約なので細部が抜け落ちます。

パターン3:英語のまま読める派(少数) 一次情報を直接読める人たち。社内では明らかに情報が早く、お客様への提案の引き出しも多い。そして、こういう人が結果的に評価されやすいのも事実です。

お伝えしたいのは、パターン1でも十分働けるということ。そして同時に、パターン3との差は「情報の速さと深さ」として、じわじわ効いてくるということです。

私の失敗談:翻訳ツールに頼り切って、商談で恥をかいた話

少し恥ずかしい話をします。

あるとき、お客様から扱っているサービスの新機能について質問を受けました。私は日本語の紹介記事を読んだ知識で「できます」と即答したのですが、後日、英語の公式資料を確認した同僚から「それ、条件付きでしか使えない機能ですよ」と指摘されました。

日本語の記事は要約だったため、大事な但し書きが省略されていたんです。慌ててお客様に訂正の連絡を入れたときの気まずさは、今でも覚えています。

このとき痛感したのは、翻訳や要約に頼ること自体は悪くないが、「原文を確認できる力」がないと、間違いに気づくことすらできないということでした。私が英語をやり直そうと決めたのは、この失敗がきっかけです。

「話せる」より先に「読める」を目指すと、ハードルは一気に下がる

英語やり直しというと、多くの人が英会話スクールを思い浮かべます。でも、IT業界で働くなら、私はまず「読む力」から鍛えることをおすすめします。理由は3つあります。

理由1:仕事での登場頻度が圧倒的に高い 先ほどの通り、現場で必要なのは会話より読解です。効果を実感しやすい場所から始めるのが、挫折しないコツです。

理由2:一人で、スキマ時間でできる 読む練習は通勤電車の中でもできます。会話練習のように相手も予約も不要なので、残業が多い人でも続けやすいんです。

理由3:中学英語の文法で意外と読める 技術系の英文は、実は文学作品よりずっと素直な構造をしています。難しい構文よりも「よく出る単語」を知っているかどうかが勝負なので、やり直しのスタートラインとしては最適です。

私自身、最初にやったのは「毎朝10分、仕事に関係する英語記事を1本、翻訳ツールと見比べながら読む」というだけの習慣でした。3ヶ月ほど続けたころには、翻訳なしでも要点が拾えるようになり、あの商談のような失敗は起きなくなりました。

よくある質問

Q. TOEICの点数が低くても、IT業界に転職できますか? A. 職種によりますが、国内企業の営業職・エンジニア職なら、TOEICが応募条件にないケースも多くあります。ただし外資系企業や、海外とやり取りするポジションでは一定の点数(目安600〜730点)を求められることが多いです。「今できるか」より「学んでいるか」を面接で語れると印象は大きく変わります。

Q. 翻訳ツールがこれだけ進化しているのに、英語を勉強する意味はありますか? A. あります。ツールは「読む速度」を補ってくれますが、「訳が正しいか判断する力」と「その場で反応する力」は代替できません。ツールを使いこなすためにこそ、基礎の英語力が効いてくるというのが実感です。

Q. 何歳からでも間に合いますか? A. 私が本格的にやり直したのは30代になってからです。学生時代より時間はないですが、「仕事で必要」という明確な目的がある分、大人のほうが学習効率は高いとすら感じています。

まとめ:英語は「入場チケット」ではなく「加速装置」

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 英語が話せなくても、日本のIT業界で働くことは十分できる
  • ただし「読む英語」は毎日登場し、できる人との差は情報力の差になる
  • 目指す順番は「話せる」より先に「読める」。ハードルが低く、効果を実感しやすい

英語は、IT業界への「入場チケット」ではありません。入ってから、あなたのキャリアを加速させる「装置」です。だからこそ、話せない今の状態を悲観する必要はまったくなくて、働きながら少しずつ積み上げていけばいいんです。

「じゃあ、具体的に何から始めればいいの?」という方は、多忙な社会人向けにスキマ時間の学習法をまとめた記事も用意しています。まずは1日10分から、一緒に始めてみませんか。
→(内部リンク:忙しくて英語の勉強時間がない|残業続きでも回る学習ルーティン)

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