英語の独り言練習は「言えない」で止まる|初心者の1分ルール

英語学習

英語の独り言練習を始めてみたものの、「これは英語でなんて言うんだろう」と数秒で止まり、そのまま閉じてしまった。そんな経験がある人は少なくありません。独り言は相手がいないぶん気楽なはずなのに、続かない原因は恥ずかしさではなく、言えない単語に出会った瞬間に手が止まることにあります。

この記事を読むと、言えない単語があっても止まらずに1分で終わらせる独り言練習のやり方がわかります。人と話すのが怖い人や、予約の手間で挫折した人でも、今日から1人で始められる形です。

英語の独り言練習が続かないのは、辞書を引きたくなるから

アメリカ旅行で、空港やハンバーガー店、レストランで言いたいことが出てこず、恥ずかしい思いをしました。そのあと英語を始めたのですが、最初にやったのは流し聞きと単語帳。どちらも続きませんでした。

独り言の練習も同じで、「今日は天気がいいな」を英語にしようとして、「天気」はわかっても「いいな」の言い方で詰まります。ここでスマホを出して調べ始めると、1分の練習が5分になり、次の日にはやる気が残っていません。

独り言が続かない人の多くは、完璧な文を作ろうとして止まっています。止まらないために必要なのは、語彙を増やすことより先に、「言えるところまでで終わる」というルールです。

言える単語だけで、1分で終わらせる

旅行先で、単語だけを並べても意外と通じたことがありました。文になっていなくても、相手は意味を拾ってくれます。独り言も同じ基準でかまいません。

たとえば歯みがき中なら、次のように言います。

  • Morning. Brush teeth. (朝。歯みがき)
  • Coffee. Hot. (コーヒー。熱い)
  • Train, late. (電車、遅れてる)

文法はまったく気にしません。言えなかった単語は、頭の中で「あとで調べる」とだけ決めて、次に進みます。1分たったら、言えたかどうかに関係なく終わりです。

私がいま使っているSpeakでも、やり方は近いです。「少しだけやろう」と決めて始め、1分やって飽きたらやめる。やめても何も失わないと決めておくと、翌日また始めるときの抵抗がなくなります。歯みがきを途中で止めても、明日また磨くのと同じ感覚です。

声に出す練習が効く理由は、自分の口で音を作るから

英語は魔法ではありません。音声を認識して、意味を理解する。その積み重ねです。話す練習は、このうち音声の側に効きます。自分の口で「Brush teeth」の音を作ると、その音のつながりを脳が覚えます。覚えた音は、聞こえてきたときにも認識しやすくなります。

聞き取りで苦労している人ほど、実は声に出す練習で改善する余地があります。聞き取れない原因については、英語が聞き取れない本当の理由を整理した記事にまとめています。

人がいないから続く。Bizmatesをやめた理由から考えた

以前、オンライン英会話のBizmatesを使っていましたが、苦痛でやめました。理由は2つあります。実際に人と話すのが怖かったこと。そして、レッスンの時間を選んで予約すること自体が、毎回ハードルだったことです。

Before:話せないのが恥ずかしくて英語を始めたのに、人と話す場面が怖くて続かなかった。
変えたこと:人がいない状況で、予約なしで、1分だけ声に出す形にした。
After:怖さと予約の手間がなくなり、毎日やる前の迷いが減った。

英語を話す練習には、人との会話が必要だと思われがちです。ただ、最初の段階で必要なのは、相手の反応ではなく、口を動かした回数です。

独り言を少し先へ進めるときの順番

1分が苦でなくなったら、次の順で広げます。

  1. 動作の実況(Brush teeth. Open door.)
  2. 状態や気持ち(Tired. Hungry. A little nervous.)
  3. 仕事の場面(Meeting at three. Send the file.)

仕事の場面まで来ると、会議や海外の同僚とのやり取りで使う単語が自然に出てきます。IT営業なら、「Quote」「Deadline」「Follow up」のような言葉を、独り言の中に混ぜるだけで十分です。

言えなかった単語は、1日の終わりに1つだけ調べます。2つ以上調べようとしないのがコツです。

AIと音声でやり取りできるアプリを使うと、言えなかった部分に対する答えをその場で返してもらえます。どのアプリが初心者に向いているかは、AI英会話アプリを比較した記事で整理しています。

独り言練習が合う人・合わない人

合う人

  • 人と話すのが怖くて、オンライン英会話が続かなかった人
  • 予約や時間の縛りがあると、それだけで重くなる人
  • 1日1分でも、毎日触れる形を作りたい人
  • 通勤前や歯みがきなど、すきま時間で声を出せる人

合わない人

  • 間違いをその場で直してほしい人は、AI英会話アプリか、添削のある学習のほうが向いています。AIアプリはこちらの比較記事で選べます
  • 声を出せる場所が1日のどこにもない人は、まず通勤中のリスニングから始めるほうが続きます
  • 試験の点数をすぐ上げたい人は、独り言より試験対策の教材が近道です

次に読んでほしい記事

1分で始めたあと、どう習慣にするかは、英語が続かない社会人が「1分だけ」で習慣にする考え方に書いています。

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