英語の会議で聞き取れず固まる人へ|仕事で使える聞き返しの型

英語学習

相手が早口で話し終えたとき、頭の中が真っ白になって、何も言えないまま「Yeah…」とだけ返してしまう。英語を使う場面で一番こたえるのは、実はこの瞬間ではないでしょうか。

結論から言うと、聞き取れなかったときに必要なのは、聞き取る力をすぐ上げることではなく、「聞き返す型」を3〜4個だけ口に出せるようにしておくことです。私も違う部署の海外の人とやりとりするとき、相手が何を言っているのか全くわからない場面で固まってきました。聞き返すこと自体は失礼ではなく、止まってしまうほうがよほど相手を困らせます。この記事では、仕事で使いやすい聞き返しの言い方と、固まらないための準備を書きます。

聞き取れないとき、なぜ固まるのか

固まる理由は、英語力そのものより「聞き返したら下手だと思われる」という気持ちのほうが大きい気がしています。私の場合もそうでした。わからないのに笑ってうなずいてしまい、あとで困る。声が小さいと言われたことがあるので、聞き返す声まで小さくなって、余計に伝わらなくなる悪循環もありました。

声の問題は別の記事に書いたので、気になる方は英語で声が小さくなる原因と対処法も見てください。

もう一つ知っておきたいのは、聞き取れない原因は人によって違うということです。単語を知らないのか、音がつながって別の音に聞こえているのか。ここを切り分けるだけでも、次にやることが変わります。音の話は英語が聞き取れない本当の理由にまとめています。英語は魔法ではなく、音を認識して、意味を理解する。その積み重ねです。ただ、積み重ねている途中でも仕事は待ってくれません。だから先に「つなぎの言葉」を持っておきます。

仕事で使える聞き返しの言い方

全部覚える必要はありません。最初は次のくらいで足ります。

まず、まるごと聞き取れなかったとき。

  • Sorry, could you say that again?
  • Sorry, I missed that. One more time, please?

次に、途中までは聞き取れたとき。ここがいちばん使えます。

  • Sorry, you said the deadline is… what was the date?
  • Could you slow down a little? My English is still improving.

「全部わからなかった」と言うより、「ここだけもう一度」と範囲を絞ったほうが、相手も答えやすく、こちらも恥ずかしさが減ります。

最後に、自分の理解を確かめるとき。

  • Let me make sure I understand. You mean we should send it by Friday, right?

これは聞き返しというより確認です。相手が言ったことを自分の言葉で繰り返すので、聞き取れていたかどうかが相手にも伝わります。仕事で英語を使う場面では、むしろこの形のほうが好印象になることが多いと思います。

話すのが怖い人は、会議の前に「1分」だけ口に出す

型を知っても、本番で口が動くとは限りません。私は人と話すのが怖くて、オンライン英会話を苦痛に感じてやめた経験があります。予約の時間を決めること自体も、毎回ハードルが高く感じました。だから、練習の相手は人でなくてかまいません。

おすすめは、会議や通話の前に、聞き返しの文を声に出して1分だけ言っておくことです。朝の歯みがき中でも、通勤中でも構いません。1分やって飽きたらやめる、くらいの軽さで続けやすくなります。私はSpeakというアプリで英会話の練習をしていますが、アプリを開く前に「今日は1分だけ」と決めると、始めるまでの気持ちの重さがかなり違いました。

もう一つは、会話の入り口に使える一言です。話の途中で割り込めない人は、Can I add one thing? と切り出す練習をしておくと、聞き返しにも自然につながります。聞き返しも発言の一種だと考えると、心理的なハードルが少し下がります。

聞き返しの先にある壁

ここまでの方法で、固まる回数は減ると思います。ただ、使える場面が増えるほど、次の壁も見えてきます。

  • 会議の議題を事前に読んでおいても、話題が変わると追えなくなる
  • 相手の言いたいことは分かるのに、自分の意見を英語で組み立てるのに時間がかかる
  • 資料を読むのは平気でも、口頭になると別物に感じる

私自身、英語のドキュメントを読む程度なら仕事で困らないのに、海外の人との会話になると急に難しくなるという差を感じています。この差は、仕事の場面に合わせた練習でしか埋まりにくい部分です。

そのときの選択肢として、ビジネス場面に特化した英会話サービスがあります。ただ、全員に必要なわけではありません。今の悩みが「聞き返せない」だけなら、まずは上の型を使うだけで十分かもしれません。会議や商談の英語で明確に困っている人は、ビジネス英会話のオンライン比較記事(公開準備中)で、予約の仕組みや無料体験の有無などの選び方をまとめる予定です。

こんな人には、この記事の方法は合わない

聞き返しの型は、相手の英語がある程度ゆっくり、はっきりしている場面で効きます。字幕のない速い会話を聞いてすぐ理解したい、といった目的には、聞き返しだけでは足りません。そのときはリスニングの量を増やす必要があります。私はJoe Roganのポッドキャストを教材にしていますが、最初は半分も聞き取れず、慣れるまでは時間がかかります。万人に合う方法ではないと思います。

よくある質問

聞き返しすぎると失礼になりませんか。
同じ相手に何度も聞き返すのが気になるときは、先ほどの確認の型(Let me make sure I understand.)に切り替えると、会話が前に進みます。相手の話し方や職場の雰囲気にもよるので、一概には言えません。

メールやチャットなら大丈夫ですか。
文字なら読み返せるので、音声より楽です。ただ、会議の議事録や後追いの確認メールを自分から出す場面は、聞き取れなかった内容を補う手段としても使えます。

聞き返す英語を覚えるのに、どのくらいかかりますか。
個人差があります。私の場合は、型を3つに絞って毎日1分言うところから始めるのが現実的でした。

次に読んでほしい記事

声に出す練習のハードルが高い人は、先に英語が聞き取れない本当の理由を読んでみてください。今日やることは、聞き返しの1文を、声に出して1回言ってみるだけで十分です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました